アンドロゲン結合タンパク(ABP)について、アンドロゲンは雄性ホルモンの総称だと思うのですが、ABPは単一のタンパク質で雄性ホルモン全般に結合するのでしょうか?それともABPもテストステロン結合タンパクといったように個々に機能が異なるタンパク質の総称なのでしょうか?
という質問がありました。
ABPはテストステロンとジヒドロテストステロンという2つの男性ホルモンと17β-エストラジオールという女性ホルモンに対して親和性が高いタンパク質です。(特にジヒドロテストステロン[強い男性ホルモン]に対する親和性が高い)
なお、ABPは性ホルモン結合グロブリンという、性ホルモン全般に結合するタンパク質とよく似たアミノ酸配列を有しています。