という質問がありました。
これについては免疫学でしっかりと習いますので、ざっくり説明しますと、濾胞樹状細胞から抗原を受け取り、ヘルパーT細胞によって活性化されたB細胞は盛んに増殖を行うとともに体細胞超変異(抗体コード部位のDNA組み換え)を起こし、抗原への親和性が変化します。これはランダムですのであるB細胞のB細胞受容体は抗原への親和性が低下するかもしれないし、あるものは親和性が高まるかもしれません。親和性の低いものはT細胞から刺激を受けることができなくなり細胞死を起こします。親和性の上がった細胞はヘルパーT細胞からより強い刺激を受けるようになって、その一部は形質細胞に、一部はメモリーB細胞に分化する、という仕組みです。