富山大学 システム機能形態学研究室 Systems Function and Morphology Lab., University of Toyama

音を認知する神経回路の構造を研究しています。 We study the neuronal circuitry for sensing sounds.

クローズドループ音提示装置

生得的に好ましい・不快な音というものが存在すると考えられます。動物は言葉を持たないので、その快・不快といった感情の検出方法としてアウトプットされた行動を見るのが一般的です。

本研究室の大学院生、宮島拓海さんは修士課程の研究で、マウスの頭部や胴体をディープラーニングによって自動認識し、頭部の位置に応じて異なる音を提示する、という装置を開発しました。下の図がそのプログラムを実際に動かしているところで、アリーナを6分割して、場所ごとに異なる音が提示されるように設定されています。この装置を使って、人工音に対する選好性を見た過去の研究を再現することに成功しています。過去の研究に比べてより簡単に実施できるところが強みです。