骨の発生について、骨端軟骨は遠位側と近位側の両方にあり、遠位側では成長の方向に軟骨が増殖するが、近位側では関節軟骨が肥大するということでした。つまり、骨は遠位側でしか伸長しないという理解であっていますか。
という質問がありました。
これは講義の説明がちょっと悪かったかもしれません。こう言い換えてみます。「骨の長さ方向の成長は骨幹と二次骨化中心の間に存在する骨端軟骨の成長とその骨への置換によって起こる」
二次骨化中心の関節側にある軟骨は関節軟骨として残ります。
また、骨の両端に二次骨化中心ができますから、その両端の二次骨化中心と骨幹との間で長さ方向の成長が起きます。