人体の正常の構造と機能という教科書から写真が使われていますが、解剖学、生理学、発生学、組織学等様々な視点から書かれた教科書の様に見えました。わかりやすい教科書だと思いますか。
という質問がありました。
この教科書の良い点は 1.日本の多数の解剖学者、生理学者が集まって執筆したもので、日本語が自然である 2.1つの項目がページ見開きで完結しているので読みやすい。 3.イラストの質が高い 4.1冊で解剖学と生理学を網羅できる という点です。 欠点は 1.時々執筆者の主張のせいか、定説とやや異なる記載があるところが見られる 2.解剖学と生理学を1冊にまとめたので医学科向けとしては内容が薄い部分がある(これだけで組織学を網羅することはできない) 3.2万円近くする というところでしょうか。 これを使って基本を押さえてから別の教科書を読むと理解が進むでしょう。大学図書館にあるので、図書館で勉強する際に利用するとよいかもしれません。