なにかと糖尿病ばかりが叫ばれますが、実は低血糖の方が危険なのは、血糖値を上げるホルモンが多いことからもわかりました。
というコメントがありました。
おっしゃるとおりで、野生動物は基本的に食うや食わずなので糖尿になる心配はあまりないのでしょう。一方で飢餓と隣合わせなので、厳しい状態でも脳への栄養供給を保つ必要があるため、様々な血糖を上げるホルモンがあるわけです。 インスリンの働きとして、脂肪合成の促進というものがありますが、脂肪を蓄える能力が高い個体が栄養状態が悪い環境でより有利であろうことが想像されます。南太平洋の島々の人たちに高度な肥満が多いのは、このような適応によるものと考えられます。