2024-05-08 【各論・消化器系(4)】ディッセ腔の役割 組織学Q&A ディッセ腔は類洞と肝細胞の間にありリンパ管とつながっているとありましたが、これは類洞から肝細胞に入れなかったものをリンパ管で破壊するためにあるのでしょうか? という質問がありました。 確かに類洞の壁の一部を作るクッパー細胞はマクロファージの一種で貪食能を持ち、赤血球の一部はクッパー細胞が壊しているようです。ただ、肝臓に免疫細胞はそれほど多くないので、ディッセ腔が免疫系における重要な要素というわけではなさそうです。そうではなく、細胞間質液を運ぶ経路と考えるべきでしょう。